令和3年度の総会は6月13日(日)に福井県国際交流会館にて開催され、議案はすべて可決されました。
«ゲンジボタル鑑賞会»
ゲンジボタルの観賞会は6月13日(日)に福井市美山および大野市上丁にて開催されました。観賞会には約30名の方が参加され、会員の松田元栄氏によるゲンジボタルの解説を聞きながら乱舞する多数のゲンジボタルに酔いしれました(以下写真)。
集合日時:6月13日(日)17:30~22:00
集合場所:福井県国際交流会館
観察場所:福井市美山・大野市上丁
ゲンジボタルの鑑賞会風景
«ヘイケボタル鑑賞会»
ヘイケボタルの観賞会は、6月27日(土)に白山市渡津町にて開催され、本会から5名の会員が参加しました。会員の大田豊氏によるホタルの解説を聞きながら約27ヘクタールの田んぼに飛び交うヘイケボタルと田んぼ近くの川に乱舞するゲンジボタルの光景は里山に幻想的な世界を作り出していました。
集合日時:6月27日(土)17:00
集合場所:白山市渡津町集会場
観察場所:白山市渡津町
«ヒメボタル鑑賞会»
ヒメボタルの観賞会は6月28日(日)に福井県若狭町にて開催され、約20名の方が参加され、会員の草桶秀夫氏の解説に耳を傾けながら、約1,000匹以上大乱舞するヒメボタルに興奮と感動を体験できた1日でした。
集合日時:6月28日(日)19:00
集合場所:福井県若狭町熊川公民館
観察場所:福井県若狭町熊川杉林
第2回ホタル体験発表会が6月13日(日)13時より総会前に開催されました。大場裕一教授(中部大学)による特別講演と5件の一般発表が行われました。発表は、対面方式とWeb方式の両方で支障なく開催されました。
上野嘉蔵氏による一般発表風景
日時:令和3年6月13日(日曜日)13:00~16:00
場所:福井県国際交流会館
特別講演
13:00~14:00 大場 裕一(中部大学教授) ホタルの祖先は緑色に光っていた
一般発表
《時間》 《演者》 《演題》
14:00~14:20 山下 征夫 福井市やしろ西ビオトープが奏るSDGs
14:20~14:40 上野 嘉蔵 里山にTターン:ローカル活動の楽しみ
14:40~15:00 休憩
15:00~15:20 保志 公平 ホタルの舞う田んぼでの稲づくり
15:20~15:40 女川 博義 富山県のヒメボタル
15:40~16:00 草桶 秀夫 ホタルの遺伝子からみた人為的ホタル放流の問題点
3月20日(日)14時から16時まで越前市白山地区にてホタル生息地とコウノトリ営巣地の見学会を開催しました。本会副理事長の三田村佳政氏にコウノトリの営巣地やその周辺にコウノトリやホタルが飛び交う田んぼや川の生息環境について説明をいただきました。また、当地区はコウノトリの営巣地でもあり、コウノトリの親が抱卵している姿や空を雄大に舞う姿には大変感動しました。参加者は11名で、天気にも恵まれ有意義な見学会となり、ホタル談義に花を咲かせました。下写真
三田村副理事長よるホタルの生息環境とコウノトリの営巣についての説明に聞き入る会員
福井市運動公園付近を流れる狐川は昔ホタルが生息し、市民の憩いの場でありました。しかしながら、工業廃水や生活排水が流れ込み、ホタルの生息が見られなくなりました。山下征夫氏(前福井県ホタルの会会長)らは狐川にホタルを再生することを目的に、毎年川の清掃活動が続けられています(下写真)。最近ではホタル幼虫を狐川に放流して成虫の発生が見られるようになりました。
2021年6月13日に会誌「ホタル再生」第2号を発刊しました(下写真)。今後、会員からの投稿をお待ちしております。投稿要領については会誌本号61ページの投稿規定をご覧ください。
会誌「ホタル再生、第2号」の発刊、2021年6月
2022年2月20日に「ほたるニュースレター」第2号を発刊しました。ホタルについての簡単な読み物および令和3年度に取り組んできた活動について記載されています。
本会会員の以下の3氏は、ホタル再生認証制度の規定に基づくき、令和3年6月13日に開催された総会にて表彰されました。
第1号 松田 元栄 氏 大野市上丁21-26
対象となる活動:地域に根ざした無農薬・無化学肥料による稲作栽培を通じてホタルの再生に取り組んでいる活動
第2号 大田 豊 氏 石川県白山市渡津町口の105
対象となる活動:大規模農業における無農薬・無化学肥料による稲作栽培を通じてホタルの再生に取り組んでいる活動
第3号 保志 公平 氏 福井県三方上中郡若狭町海士坂10-17-2
対象となる活動:里地・里山の環境を活かした無農薬・無化学肥料による稲作栽培を通じてホタルの再生に取り組んでいる活動